2019年6月28日

2019年6月議会報告

一般質問 6月議会では初の一般質問をさせて頂きました。

1.公共施設におけるツバメの巣の取り扱いについて

4番(小城世督君)
公共施設におけるツバメの巣の取り扱いについてでございます。こちらはいかるがホールの駐車スペース、図書返却ボックスの反対側のところでツバメの巣を撤去している様子を4月末から5月にかけて、住民の方が目撃をされております。その事実について、お伺いさせていただきます。
議長(坂口徹君)
総務部長。
総務部長
ご質問のいかるがホールにおけるツバメの巣への対応についてでございます。確認をいたしましたところ、5月初旪頃いかるがホールの職員が、先ほど申しあげられました駐車場側の東玄関の出入り口付近につくり始めていたツバメの巣を撤去している様子を見られた住民の方から、ツバメの巣は保護するようご意見をいただいたところでございました。今回のケースでは、ツバメが巣をつくろうとしていた場所がごみ分別ブースの上で、利用者の往来が多いスペースであり、ツバメの巣などが落下することによる衛生面の問題や来館される利用者の受けとめ方もさまざまであること。さらには館内への出入り口のすぐそばにありツバメが館内に進入する可能性もございましたことから、巣をつくり始めた時点で撤去をさせていただいたとのことでございました。なお、鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律、いわゆる鳥獣保護管理法により産卵した後では巣を撤去できないこと、また、ツバメを保護するといった観点からも当該場所ではなく撤去する必要のないほかの場所で営巣できるよう当該場所にネットを張って対応させていただいたところでございます。
議長(坂口徹君)
4番、小城議員。
4番(小城世督君)
ありがとうございます。ご答弁を聞きましてですね、わかる部分もありますが、昭和25年の5月10日から同月16日まで、愛鳥週間という形になっておりまして、この期間でございます。また、町章がまだら鳩であったりイカルという鳥が町の鳥ということで認定されております。鳥とのつながりの多い町だけに、今後の町としての町施設での野鳥保護に関する見解をお聞かせください。
議長(坂口徹君)
総務部長。
総務部長
いかるがホールにおけるツバメの巣の取り扱いというご質問に関しましてご答弁をさせていただきます。ツバメ及びツバメの卵の捕獲や採卵は先ほど申しあげました鳥獣保護管理法において禁止されていることは十分に認識しているところでございます。また、質問者もおっしゃいましたように毎年5月の愛鳥週間におきましては野鳥を通して、それを取り巻く自然環境の保護の大切さを広く広めていくため、奈良県をはじめ全国でさまざまな啓発活動も実施されているところでございます。 そうしたことから、施設の管理運営上、利用者の往来が多い場所等につきましては、他の公共施設でこれまで行ってきた対応と同様に今回のように巣をつくらないような対策を行い、それ以外の場所で巣をつくり始めた場合には、これまでも町の施設において行ってきたところでございますが、糞受け等を設置するなどしてツバメの成長を見守る対応をとってまいりたいと考えております。
議長(坂口徹君)
4番、小城議員。
4番(小城世督君)
ありがとうございます。今ですね、糞受けを設置するなどツバメの成長を見守る対応をとってまいりたい、とおっしゃっていただきましたが、今現状、その対策をとっておられる施設等、おわかりでしたらお願いいたします。
議長(坂口徹君)
総務部長。
総務部長
現在でありますが、生き生きプラザ斑鳩のほうでそういった対応をしながら見守っているというふうに確認しております。
議長(坂口徹君)
4番、小城議員。
4番(小城世督君)
ありがとうございます。引き続きですね、やはりツバメも40年前から今は半減するくらいに減ってきております。田畑が開発によってなくなったり住宅施設が和から洋になってきてツバメがどんどん巣をつくりにくい状況になっております。やはり生態系を守っていくという面でも、斑鳩町としてこれから尽力してまいりたいと要望をいたしまして、この質問は終わらせていただきます。

2.民間の造成による橋梁工事の施工時期や安全管理について

4番(小城世督君)
民間の造成による橋梁工事施工時期や安全管理についてお伺いいたします。4月から県道天理斑鳩線の駅に向かう阿波2丁目11付近、敬真社前の造成に伴う橋梁の工事が行われています。片側通行になり簡易の信号機が設置されていましたが、停止線等の場所が非常にわかりづらく、また通勤時間等、交通量の多い地域でもあるにもかかわらずガードマン等の配置も町の指導があってからだと聞いています。これについて、町の交通安全対策協議状況についてお伺いいたします。
議長(坂口徹君)
植村都市建設部長。
都市建設部長(植村俊彦君)
ご質問をいただいております阿波2丁目の開発行為に伴う事前協議におきましては、交通安全対策の協議事項といたしまして、まず1点目といたしましては搬入・搬出車両の通行は通学時間帯を避けること。2点目として、関係機関と十分協議し、交通の安全を確保すること。3点目として、通学路が存在することから、工事車両の通行は徐行等、児童生徒の通行に留意すること。4点目として、必要箇所にガードマン等を配置し、児童生徒の安全確保に努めること。この以上の4つの指示事項を出しまして、事業者から対応する旨の回答をいただいておりました。 具体的な方法等につきましては、事業者で検討し実施をされたところでございます。今般、実施されました交通安全対策といたしましては、片側交互通行で工事用信号機を設置し誘導するとともに、工事看板を設置いたしまして、注意喚起をされたということでございます。しかしながら、ご指摘もございましたように床版設置工事の施工時におきまして、地元自治会等からもご連絡をいただきましたが、工事用信号機の停止位置が適当でないということや、住宅地内から出る際の工事用信号機が確認できないことなど工事用信号機の設置に伴う時間帯の渋滞などの支障が生じたということでございました。 このことから、現場の状況を確認をいたしまして、至急、事業者へ連絡をし必要な対策を講じるよう伝えました結果、事業者におきまして住宅地内から確認できる工事用信号機の設置や通勤・通学時間帯のガードマンの設置等の対策が講じられたということでございます。
議長(坂口徹君)
4番、小城議員。
4番(小城世督君)
ありがとうございます。今の答弁を受けましてですね、工事開始前に町と協議し、安全確認等できたのではないかと考えます。今後の町としての対策をお聞かせください。
議長(坂口徹君)
植村都市建設部長。
都市建設部長(植村俊彦君)
開発行為に伴います事前協議におきましては、工事施工者が決まっていないことが多く、開発事業者から交通安全対策につきまして詳細な計画を提示することが困難な状態でありますことから、包括的な協議としての交通安全の確保に努めるよう協議をいたしたところでございます。しかしながら、質問者ご指摘のとおり、通学時間帯など交通量の多い地域であることを鑑みますと、今後におきましては開発行為に係る工事着手前の諸手続の中で、交通安全対策に係る業者との協議を綿密に行いまして、警察とも連携を図りながらその指導の徹底に努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきますようお願い申しあげます。
議長(坂口徹君)
4番、小城議員。
4番(小城世督君)
ありがとうございます。この件に関しましては、今後この場所は片側通行が終わりまして、今後こういった場所が出てくるに当たり、町としてできること、最善を尽くしていただいて安全に留意していただいてやっていただきたいと思います。本当に雨の時間帯ですとか、ちょうどこれ入学シーズンであったので、やはり入学者等の児童がやはり心配をされていたということもあります。交通渋滞も激しくなっておりましたので、その辺を理解していただき、また工事看板等の設置場所であるとか景観の関係をしっかり守っていただいて、今後やっていただきたいという要望にかえさせていただいて、この質問を終わらせていただきます。

3.一般の投票率、18歳、19歳の投票率について
また斑鳩町の投票率の低下に対する今後の取り組み

4番(小城世督君)
18歳、19歳の投票率についてでございます。また、斑鳩町の投票率の低下に対する今後の取り組みについてお伺いいたします。 まずですね、選挙権の年齢の引き下げが2016年、平成28年6月19日に施行され、同年6月22日から適用されました。斑鳩町の18歳及び19歳の投票率は全国平均と比較してどのような状況となっていますか、お聞かせ願えますか。
議長(坂口徹君)
仲村選挙管理委員会書記。
選挙管理委員会書記(仲村佳真君)
18歳及び19歳の投票率に関するご質問でございます。議員おっしゃいましたように、公職選挙法の改正に伴いまして、平成28年6月から選挙権年齢が18歳以上へと引き下げされました。その後、今日まで本町では、平成28年7月に第24回参議院議員通常選挙が、平成29年10月に第48回衆議院議員総選挙及び斑鳩町長選挙が、そして本年4月に統一地方選挙が執行されたところでございます。このうち18歳及び19歳の投票率に関する統計資料が公表されております平成28年7月の参議院議員通常選挙の選挙区、平成29年10月の衆議院議員総選挙の小選挙区の結果に基づき、全体の投票率と本町の投票率の状況とを比較いたしましたところ、初めに平成28年の参議院通常選挙では全ての年代を通じた全国の投票率が54.70パーセントでありましたが、斑鳩町は59.23パーセントであり斑鳩町が約5ポイント高くなっております。このうち18歳の投票率につきましては全国の投票率が51.28パーセントでありましたが、斑鳩町は56.51パーセントと約5ポイント高く、19歳の投票率につきましては全国の投票率が42.30パーセントでありましたが、斑鳩町では50パーセントちょうど、約8ポイント上回る結果となっております。次に、平成29年の衆議院議員総選挙では全体の投票率は全国では53.68パーセントでありましたが、斑鳩町では65.38パーセントであり、斑鳩町が約12ポイント高い結果となっております。このうち18歳の投票率につきましては全国の投票率が47.87パーセントでありましたが、斑鳩町は60.12パーセントと約12ポイント高く、19歳の投票率につきましては全国の投票率が33.25パーセントでありましたが、斑鳩町では49.81パーセントと約17ポイント上回る結果となっており、どちらの選挙におきましても本町の投票率につきましては全体投票率と同様に18歳及び19歳の若い世代の投票率も高い結果となっております。
議長(坂口徹君)
4番、小城議員。
4番(小城世督君)
ありがとうございます。全国平均からすると、18歳、19歳は高いことが今のご答弁においてわかりました。ですが、斑鳩町では今回の町議会議員の選挙を見ましても低下しているところを受けます。斑鳩町では投票率の向上に向けてどのような取り組みが行われているかお聞かせ願えますでしょうか。
議長(坂口徹君)
仲村選挙管理委員会書記。
選挙管理委員会書記(仲村佳真君)
投票率の向上に向けた取り組みについてのご質問でございます。斑鳩町の選挙管理委員会におきましてはJR法隆寺駅自由通路への投票を呼びかける内容の横断幕の設置や啓発物品の配布、選挙期日における広報車での周知巡回等、選挙への関心を高め投票率向上に向けた取り組みを積極的に行っているところでございます。こうした取り組みに加え、若い世代の方を対象とした取り組みといたしましては、町内在住の新たに選挙権年齢に到達する方に対しまして選挙や投票の仕組みについて、わかりやすく書かれた冊子を個別にお送りをさせていただいております。 また、昨年度は奈良県選挙管理委員会と連携し県立法隆寺国際高等学校において実施された選挙に関する出前授業に本町の選挙管理委員会書記も参加をし、啓発活動を行っており、昨年11月7日、14日の2日間で同校の2年生312人を対象に投票手順等の講義及び模擬投票を実施したところでございます。さらに、本町では子ども模擬議会の開催、各小学校、中学校への明るい選挙啓発ポスターの募集や、成人式での選挙啓発冊子の配布等の実施を通じまして、若い世代への選挙に対する関心を高める取り組みを本町教育委員会とも連携をして行っているところでございます。 今後におきましても、若い世代も含め全ての世代がひとしく暮らしやすい社会づくりのため、幅広い年齢層に対しまして選挙への関心を高めていけるよう啓発活動を充実してまいりたいと考えております。
議長(坂口徹君)
4番、小城議員。
4番(小城世督君)
ありがとうございます。今、ご答弁いただいた中からも、いろいろな施策を行っておられ、若者に対する投票の取り組み、しっかりとこれからも行っていただきたいと思います。最後に、投票区ですね、区割りや期日前投票の場所等の見直し計画等はございますでしょうか。
議長(坂口徹君)
仲村選挙管理委員会書記。
選挙管理委員会書記(仲村佳真君)
初めに、投票所の区割りとして投票場所及び投票区の見直しについてでありますが、本町におきましては平成24年12月に執行されました衆議院議員総選挙に際しまして第4投票区に関して斑鳩町立あゆみの家から斑鳩町総合保健福祉会館機能回復訓練コーナーへの変更が直近の変更となっておりまして、現時点におきましては投票場所及び投票区につきましての具体の見直し計画はございません。次に、期日前投票の投票所の実施場所の見直しについてでありますが、こちらに関しましても現時点において見直しの計画がございませんが、現在、期日前投票は斑鳩町役場の1階第2会議室で実施しているところでございまして、この4月に執行されました統一地方選挙におきまして期日前投票所で混雑するといった状況はございませんでしたが、期日前投票者数につきましては、近年増加傾向にございますことから、期日前投票所の実施場所につきましてはその状況を勘案しながら適宜、検討してまいりたいと考えております。
議長(坂口徹君)
4番、小城議員。
4番(小城世督君)
ご答弁、理解いたしました。斑鳩町議会議員選挙だけ見ますと、平成3年、30年前は約70パーセント以上の投票率、そこから順に60パーセント台、前回の選挙では55パーセントと、どんどんやっぱり低下してきているということ。また、期日前投票がふえてきているということでやはり混雑するとですね、やはり投票したいと思ってても、投票しようという意思で来てても混んでいるからやめようとか、投票の低下につながると思いますので、その辺をしっかりと考えていただいて、今後の対策をしていただきたいと思います。これも要望といたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。

以上3点質問いたしました。

議会で行った質問は、斑鳩町ウェブサイトに掲載されている斑鳩町議会の会議録からの抜粋となります。斑鳩町議会の詳細につきましては以下をご覧ください。
斑鳩町議会本会議会議録
今いちばん動ける男