政策

防災・減災

災害に強いまちづくり
  • 水害に対する治水対策
  • 町と町民が協働できる仕組み
  • 自主防災に対する意識の向上

日本国内にいる限り、私たちは決して地震から逃れることはできません。
日本列島では震度1 以上の地震が約30年間で約77,800 回、昨年2018年は238回観測されています。
(内訳 最大震度4が6 回、最大震度3が19回、最大震度2が61回、最大震度1が152 回)

熊本地震※1
(熊本県のみ)
奈良県の被害想定
南海トラフ巨大地震※2 奈良盆地東緑※3
断層帯地震(直下型)
最大震度 7 6強 7
マグニチュード 7.3 9.1 7.5
死者 55人 約1,700人 5,153人
全壊 8,299棟 約47,000棟 119,535棟
半壊 25,932棟    
  • 1 平成28年(2016年)熊本県熊本地方を震源とする地震に係る被害状況等について7月14日速報
  • 2 内閣府発表「中央防災会議 南海トラフ巨大地震の被害想定について(第二次報告)」
  • 3 第二次奈良県地震被害想定調査報告書 より

私たちの住む奈良県は、これまで大きな地震に見舞われることが少なく、比較的安全な地域だと思われがちです。
しかし、1854年の「伊賀上野地震」では、奈良県内でも約300人の死者が出たといわれています。活断層による直下型地震や、南海トラフ巨大地震などの大規模地震に見舞われる可能性は高く、南海トラフが30年以内に発生する確率は80%を超えています。斑鳩町でも推定震度は5以上想定されています。我々も準備が必要です。

住民の皆様とともに行政も協働し自主防災に取り組むことで減災につながります。災害に対する危機意識を持つ機会の提供を実施します。

子どもの教育・安全

子どもに斑鳩町だからこそできる教育を!
  • 歴史文化に沿ったカリキュラムの提案
  • 文化体験のできる授業を
  • 通学路の安全確保。ブロック塀の補修やガードレール等の整備

現在斑鳩町では幼稚園や小学校で茶道をボランティアの先生が教えています。
こういった取り組みを子どもたちのためにどんどん増やす必要があります。

小学生 中学生
1年~3年生 4年~6年生
登下校目的死傷者数(人) 1,701 816 3,988
全目的の死傷者数(人) 13,387 11,963 14,305
登下校目的死傷者数の構成率(%) 12.7 6.8 27.9

出典(学校の安全Web)

今現在では交通事故の割合が多いが、2018年6月18日の大阪北部地震で通学中の女児が崩れてきたブロック塀の下敷きになり亡くなる事故が発生してから各自治体でブロック塀補修に対する補助金が出されています。
斑鳩町でもいち早く取り組み子どもたちの安全を守ることが急務です。

スポーツの推進

だれもが、いつでも、どこでも
運動・スポーツに親しめる環境づくり
  • 子どもの運動・スポーツの推進
  • スポーツ指導者の確保、養成
  • 障がい者の方が運動・スポーツに取り組む(参加する)機会の充実

下記の表からも分かるようにスポーツ人口は増加傾向にあるが指導者が減少しています。指導者の確保が必要です。奈良県では地域のスポーツ活動を「支える」人材を育成し、 活躍できる仕組みづくりの構築に向けて、平成28年10月「奈良県スポーツボランティア制度」を創設し、平成30年2月末現在、164名が登録しています。今後は、スポーツボランティア登録者数とともに、ボランティアの活躍の場をここ斑鳩町でも広げていくことが必要です。

奈良県スポーツ人口及び指導者数の推移
平成24年度 平成28年度
○総合型地域スポーツクラブの会員数 10,355人 13,814人
○スポーツイベントの参加者数
(総合型地域スポーツクラブ交流大会)
1,149人 5,049人
●障がい者スポーツ大会の参加者数 1,060人 1,126人
●障がい者スポーツ指導員数
(日本障がい者スポーツ協会公認)
223人 214人
◯スポーツ指導者数
(日本体育協会公認)
2,751人 2,203人

出典(奈良県スポーツ推進計画)

障がいのある人が、障がいの種別や程度にかかわらず、 スポーツに取り組めるスポーツ教室やスポーツイベ ントの開催など、必要な配慮・支援を行うことで、 スポーツに親しむ機会の充実を図ります。

観光

世界遺産を活用し充実したサービスの観光
  • 恵まれた農業資源や地域産業を活用
  • 観光客が来町しやすい環境づくりとITの活用
  • 今ある法隆寺周辺の資源を有効活用

今後2020 年の東京オリンピックが終わった後も内閣府の発表ではインバウンドの効果が続くといわれています。海外の観光客を含め今後日本の観光客を増やすためにもIT の活用は必須です。(※平成 24 年には法隆寺への観光客は年間 80 万人を超えていました。しかし現在では 60 万人と減少傾向にあります。)また電子マネーの設置には民間の皆様にも協力していただかなくてはなりません。国が導入費用の補助を行っているなど皆様に有益な情報を提供いたします。民間の企業との連携や行政の観光客を引き込むプランニングをできるツールが沢山あります。活用しない手はありません。

寺院別観光客の推移
法隆寺 中宮寺 法輪寺 法起寺
平成24年度 809,691人 121,033人 21,560人 25,130人
平成25年度 793,266人 112,467人 18,680人 22,728人
平成26年度 735,313人 94,792人 17,936人 20,140人
平成27年度 697,739人 99,597人 18,421人 20,236人
平成28年度 664,957人 108,210人 17,842人 19,459人

出典(斑鳩町総務課)平成29年3月31日現在

福祉

生き生きと楽しく生活できる環境を
  • インフォーマルサービスの拡充
  • 介護予防サービスの整備
  • 地域包括ケアの推進

本町の総世帯数は増加傾向にあり、平成 27 年は 10,330 世帯となっています。
また、同様に高齢者のいる世帯も増加しており平成 27 年は 5,086世帯、高齢者のいる世帯の割合は49.2%となっています。福祉に対するサービスの拡充もこれからの課題であります。スポーツの推進などと連動し健康寿命を促進させ、また人生100年時代に突入しています。これからは時代の変化とともに高齢者の方々が生き生きと暮らせる施策を考える必要があります。

今いちばん動ける男